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【ダイジェスト】哲学入門~西洋哲学史のポイント(ソクラテス、デカルト、ニーチェ)│貫成人

テンミニッツ・アカデミー - 1話10分で学ぶ大人の教養講座9:50難易度:入門公開日 2025-03-14
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要約

専修大学の貫成人氏による西洋哲学史シリーズのダイジェスト。「哲学」の語源とソクラテスの問答、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」が生まれた背景、ニーチェのニヒリズムと超人の考えを順に紹介する。

動画の内容

冒頭で、哲学は英語のフィロソフィー、ギリシャ語のフィロソフィアに由来し、「フィロ(愛する)」と「ソフィア(知・賢さ)」から成ると説明される。哲学はまだ手に入れていない知を愛し、憧れる営みだという。

最初の哲学者とされるソクラテスは職人の出身で、アテナイの町で人々に問答を仕掛けた。「勇気とは何か」と問うと、相手は具体例を挙げられても、それらに共通する定義は答えられない。分かっているはずなのに言えないもどかしさが、定義を知りたいという憧れをかき立てる。これが哲学の始まりだと語られる。そのためソクラテスは市民に嫌われ、裁判で死刑になった。「汝自身を知れ」「無知の知」といった言葉でも知られる。

続いてデカルトが取り上げられる。16〜17世紀に活動した人物で、現代の哲学の形をつくり、現代社会の原則の基礎も築いたとされる。フランスの裁判官の家に生まれ、キリスト教の名門校で学んだ。当時はコペルニクスやガリレイにより地動説が主張され、天動説を教義とする教会や聖書の権威が揺らぐ時代だった。キリスト教の教育と科学の間で矛盾を抱えたことが、彼の哲学の出発点になった。著作には『方法序説』『哲学の原理』がある。

その結論が「我思う、ゆえに我あり」である。単に何かを思うという意味ではなく、私が考えている以上、私は存在しているということだ。講師はこの言明がなぜ導かれ、何を意味するのかを後の講義で論じるとしている。

最後にニーチェを紹介する。19世紀後半に活躍し、1900年に亡くなった。ドイツ生まれで父は牧師、24歳でバーゼル大学教授に抜擢された。主著は『ツァラトゥストラはこう語った』で、入門書としては『善悪の彼岸』『道徳の系譜』が勧められる。

彼の思想はニヒリズム(虚無主義)と要約される。ニヒルはラテン語で「無」を意味し、一般には価値や目標を無意味とみなす無気力な態度を指す。しかしニーチェのニヒリズムは、現実を直視し、その中に生まれた自分の運命を愛して独自の道を見いだす「強いニヒリズム」で、そうした存在を超人と呼んだ。価値が混乱した現代で、新たな価値を自ら創造することが望ましいと語られている、と結ばれる。

学べること

  • 哲学(フィロソフィア)が「知を愛する」を意味する語源
  • ソクラテスの問答と定義を求める姿勢
  • デカルトが生きた地動説登場の時代背景
  • 「我思う、ゆえに我あり」の意味
  • ニーチェの強いニヒリズムと超人の考え

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